幸せ習慣:学習
ちゃりんぶたちゃんはモチベーションのことを何かと勘違いしているようですが、餌につられて頑張ってしまうような外発的モチベーションより、多少手間がかかっても本人の内発的モチベーションを引き出したほうがモチベーションの維持はいいのです。
世の中というのは不確定性に満ちており、一瞬先がどうなるのかは分かりません。
スポーツでも仕事でも頑張っていると、どんどん実力がついていって自分の成長を感じることができます。
「好きこそものの上手なれ」モチベーションに大切なものは?!
ちゃりんぶた
はぁぁぁぁぁ↓
モチベーションがあがらないぶぅぅー
モチベーションがあがらないぶぅぅー
それは大変だね。
今日はモチベーションについてお話しようと思うよ。
今日はモチベーションについてお話しようと思うよ。
シュガー先生
ちゃりんぶた
そうこなくっちゃ!
モチベーションアゲアゲでお願いします!
モチベーションアゲアゲでお願いします!
ちゃりんぶたちゃんのモチベーションってなんなんだろう・・・
シュガー先生
最近モチベーションがあがらない、維持できない、そんなちゃりんぶたちゃんと同じ悩みをお持ちの方に、好奇心を突き動かすことによってモチベーションを上手にコントロールする方法をお伝えしたと思います。
外発的モチベーションと内発的モチベーションとは
まずはモチベーションについて。
モチベーションには外発的モチベーションと内発的モチベーションの2種類があるんだよ。
モチベーションには外発的モチベーションと内発的モチベーションの2種類があるんだよ。
シュガー先生
ちゃりんぶた
ふむふむ。
2種類のモチがあるのか。
2種類のモチがあるのか。
そ、そうだね、
まず1つ目のモチ(モチベーション)の外発的モチベーションとは、お金がほしいから仕事を頑張るだとか、褒めてほしいから宿題を頑張るだとかというようなモチベーションのことだよ。
まず1つ目のモチ(モチベーション)の外発的モチベーションとは、お金がほしいから仕事を頑張るだとか、褒めてほしいから宿題を頑張るだとかというようなモチベーションのことだよ。
シュガー先生
ちゃりんぶた
ご褒美モチだぶー!!
2つ目の内発的モチベーションとは、仕事が面白いから仕事を頑張る、勉強が楽しいから勉強を頑張るというようなモチベーションで、それをすること自体がすでに報酬になっているようなモチベーションのことだよ。
シュガー先生
ちゃりんぶた
内側から湧き上がってくるモチだぶー!
ただし、外発的モチベーションは褒められたりご褒美に慣れてしまって効果が薄くなってきちゃうんだ。対して内発的モチベーションはあえて外部から報酬を与えなくても報酬系が自己発火するから、内発的モチベーションを引き出したほうが良いとされているんだ。
シュガー先生
ちゃりんぶたちゃんはモチベーションのことを何かと勘違いしているようですが、餌につられて頑張ってしまうような外発的モチベーションより、多少手間がかかっても本人の内発的モチベーションを引き出したほうがモチベーションの維持はいいのです。
この内発的モチベーションはどのようにしてもたらされるのか、次で説明したいと思います。
内発的モチベーションをもたらす好奇心とは
この内発的モチベーションは好奇心がもたらすといわてるんだよ。
シュガー先生
ちゃりんぶた
食への好奇心なら誰にも負けないぶー!
これは、モチベーションを餅とまちがえてるな・・・
シュガー先生
好奇心というのは何かをしたくなったり知りたくなったりするような感情のことです。この好奇心を突き動かすものとしては心理学的に4つの要因が考えられています
シュガー先生
- 新奇性、目新しさ
新商品が出ればついつい買いたくなり、新しいお店がオープンすると覗いてみたくなりますが、この目新しさというのは好奇心を駆動します。- 驚き、サプライズ
通常私達は予測の範囲で物事を見ていますが、しばしば予測を外れた現象にあたることもあります。こういったときは驚きの感情とともに好奇心が惹起されます。- 報酬
報酬というのはそれ自体好奇心を刺激します。- 不確実性
ひょっとしたら取れる、うまいことやれば取れるというようなレベルの不確実性は好奇心を刺激します。
これらの4つの目指すところというのは一言で言ってしまえば、世の中の不確定性を減らそうという試みなんですよ。
シュガー先生
ちゃりんぶた
だけど、好奇心で知らないところに行ってみたくなるぶー!これは不確定性だぶー!
そうなんだ、この2つの矛盾した行動はなぜ起こるのか説明していくよ。
シュガー先生
世の中というのは不確定性に満ちており、一瞬先がどうなるのかは分かりません。
そのためできるだけ不確定性を減らして無事に生きていけるように先程の4つの要因から好奇心は突き動かされ進化してきたのです。
しかしながら私達は不確定性を増やすかのように見知らぬ領域へ飛び込んでいく反対の行動を起こすことがあります。
なぜこのような行動をとるのでしょうか。
内発的モチベーションを維持するにはまだまだ説明が必要なようです。
好奇心と学習進歩仮説
この2つの矛盾した現象を統合する理論に学習進歩仮説というものがあるんです。スポーツでも仕事でも頑張っていると、どんどん実力がついていって自分の成長を感じることってありませんか?
シュガー先生
ちゃりんぶた
あるぶー!
美味しいものをがんばってたーくさん食べるとお腹がどんどん成長していくぶー!
美味しいものをがんばってたーくさん食べるとお腹がどんどん成長していくぶー!
お腹の成長ではなくて、脳で成長自体を喜びとして感じ、この成長感覚を求めてさらに頑張るという仕組みを伝えたいんだ・・・
シュガー先生
スポーツでも仕事でも頑張っていると、どんどん実力がついていって自分の成長を感じることができます。
私達の脳はこういった成長自体を喜びとして感じ、この成長感覚を求めてさらに頑張るという仕組みがあるのです。
これを学習進歩仮説といいます。
どこかの時点で能力が高止まりして成長率を維持できないと感じると、枠を飛び出して別の分野に踏み出していくという行動が引き起こされるのではないかと考えられています。
不確定性を増やすような行動につながるのです。
子供や部下がやる気を出してくれないのであれば、そもそも与えた枠が間違っていたか(適性が低いので成長率が低い)、あるいはもう枠の外へ出す時期なのに(簡単すぎて成長を感じられない)、まだ枠の中に閉じ込めておいているからかのどちらかということになります。
「好きこそものの上手なれ」豊かな人生を育もう
いかがでしたか?
内発的モチベーションと関わる好奇心を駆動するものとして、新奇性、驚き、報酬、不確定性がありますが、これだけでは内発的モチベーションの維持には不十分で成長感覚というものが内発的モチベーションを維持するために必要となってきます。
ちゃりんぶたちゃんの食に対する飽くなき好奇心がモチベーションを維持する原動力のように、1つの「好き」から成長感覚を求めてさらに頑張るという仕組みをいかして豊かな人生を育んでみてはいかがでしょうか。
参考・出典
佐藤 洋平:モチベーションとはなにか?その生理学的メカニズムと好奇心
【シュガー先生 プロフィール】
本名:佐藤洋平(さとう ようへい)
脳科学専門のコンサルティング業務を行うオフィスワンダリングマインド代表。
理学療法士。
現在富山大学医学博士課程にて心と体の関係についての研究を行う。
日本最大級の脳科学ブログである「脳科学 心理学 リハビリテーション」にて、ヒトとはなにか、をテーマに脳科学を超えて学際的な立場から記事を執筆中。
【ちゃりんぶた プロフィール】
8月10日ハートの日生まれのちゃりんぶたちゃんは、みんなの心と体の健康をサポートすることが大好き♪
みんなの幸せを感じると、ちゃりんぶたちゃんもハッピーになります。